見てください、俺の、装着変身!
…というわけで(?)ですね、画像の物は約20年前に発売された「装着変身」シリーズの
最初のアイテム「仮面ライダークウガ マイティフォーム&グローイングフォーム」であります。
今現在は「S.H.フィギュアーツ」というもはや本物のミニチュアに近いクオリティの
アクションフィギュアが発売されており僕も(以前ほどではないものの)購入してますが、
その前身である「装着変身」もなかなか味のある物でして。
「装着変身」はその名の通り変身前の素体にアーマーを装着することで”変身”させるフィギュア。
画像の物はマスク以外をすでに装着している状態ですが、どうですかこの顔。
あえて演じた役者さんの名前は書きませんが、とにもかくにもクウガこと五代雄介ですよ。
子供向けの玩具なので造形はそこそことはいえ、なかなか特徴を捉えてると思いません?
これ以降も色んなライダーやライダー以外の特撮ヒーローキャラが発売されていく中で
中の人の顔は似てたり似てなかったりしましたが、
ともあれフォームチェンジ等ではなく変身前のキャラクターを変身させるフィギュアというのは
今ではほとんど出ていないので、その点でも貴重なシリーズだったと思います。
個人的にシリーズで一番のお気に入りなのがこの「仮面ライダーブレイド キングフォーム」。
キングフォームは後にフィギュアーツでも発売され、やはりそちらの方が造形などのクオリティは
上ではあるんですが、この装着変身版は一部メッキが施されていてとても美しいのです。
古い物が新しい物に必ずしもすべての点で劣るわけではないということですな!
シリーズが『電王』に差し掛かると、プロポーションなどは向上した一方で
残念ながら素顔の頭部にマスクを付けるギミックが廃されてしまいました。
電王やゼロノスは一応フォームチェンジできるギミックがあったものの
画像の(プラットフォームとセットだった)モモタロスは装着ギミック皆無で、
当時は「まあライダーじゃないしな」くらいにしか思ってなかったんですが
今思うともうほぼフィギュアーツやんっていう。
実際この頃には自分もギミックなしでポージングに特化したアクションフィギュアが
欲しくなり始めてたので、この後フィギュアーツに続いたのは自然な流れだったのかも。
その後『仮面ライダーキバ』をもって装着変身シリーズは終了となりました。
そして画像の「仮面ライダーアーク&仮面ライダーレイ」がシリーズ最後の商品に。
実際もう9割くらいフィギュアーツになってましたね。
そして『キバ』の次作『仮面ライダーディケイド』からは、装着変身が出ない代わりに
ここまでに向上した可動やリアルな造形を受け継ぐ「S.H.フィギュアーツ」と、
遊びやすさとギミック重視のボーイズトイ系アクションフィギュアへと分岐していきました。
そんなボーイズトイ系から「LVUR 仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー Lv.1」(右端)
を招いて平成ライダー4大「メインの一歩手前フォーム」勢揃い!
まあ装着変身も広い意味ではボーイズトイだし一緒に並べてもいいよね!
造形クオリティやプロポーションにバラつきはあるものの、
フィギュアーツよりは細かいことを気にせずに遊べるというある種のユルさも一つの魅力。
最後はクウガ同士で装着変身と、フィギュアーツの最新モデルを並べて。
画像右の「S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) 仮面ライダークウガ マイティフォーム」は
5年ほど前に発売された物なので、装着変身から約15年分の正統進化アイテムになります。
いや~、技術の進歩ってすげえ!!
アクションフィギュアなので関節の部分だけはどうしても多少の違和感が出ることを除けば、
もうほとんど本物みたいに見えるもんなあ。
これはある意味「装着変身のクウガを手にした時に真に欲しかった理想のフィギュア」と
言うこともできるのですが、当然ながらそれは先に「装着変身」があったからこそなわけで。
既に語った通り装着変身には装着変身の魅力があるので、
これからも大事にしていきまっせ!
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