魂ウェブ商店限定のS.H.フィギュアーツ「ロキ」のレビューです。
本体・オプション
商品名にある通り、映画『アベンジャーズ』に登場した時の姿で立体化。
実際の劇中ではもう少しスラッとしてる印象なので体型はやや寸詰まり感が。
また本体各部の造形や質感はかなり良いのですが、マントだけ少々もっさりして見えます。
後ろから見るとほぼマント。
ちなみにマントはサンプル画像では明らかに縁に針金が入ってる感じだったのですが
製品版では残念ながら実装されていません。当然何かしらの事情があるのだろうと思いますが、
他のアイテムでは既にできてることなのでできれば実装してほしかったですね…。
このままだと本体背面が見えないので、ちと不格好ですがマントをめくった状態も。
『アベンジャーズ』劇中ではマントを付けていないシーンもけっこうあったので
マントが着脱できると良かったのですが、残念ながら外すことはできません。
マント周りの仕様についてはちょっと惜しい点が目立ちますね。
顔は実写系恒例のデジタル彩色でかなりリアル。
演じているトム・ヒドルストン氏の特徴をかなり捉えていると思います。
実在人物系の顔の出来にはしばしば当たり外れがありますが、これは当たりの部類かと。
交換用フェイスは本編終盤のマスクを付けられた状態と、笑顔の2種が付属。
左からヘルメット(前)、ヘルメット(後)、ヘルメット用髪パーツ。
これらの頭部パーツを組み合わせて様々なパターンを作ることができます。
一例として、マスク付きフェイス+ノーマル髪パーツ。
もう一例、笑顔フェイス+ヘルメット。
角度とかでたまたまだと思いますが、ちょっとダニエル・ラドクリフが混ざってるような。
武器持ち手などを含む左右3種ずつ付属。
その他のオプションとして、手錠、テッセラクト(四次元キューブ)、
そして杖(セプター)は短い物と長い物の2種が付属します。
アクションなど
悪戯の神、地球に降臨!
可動に関しては、上半身はある程度は動くのですが、下半身は干渉する箇所が多く、
足首の可動域も狭いためあまり思うように動かせません。
また指の曲がった平手にはテッセラクトの形に合わせた窪みがあるものの、
実際のところ保持にはさほど役に立ちません。
ドイツで地球人を跪かせたシーン…を再現したかったもののいまいち目線が合わず。
基本的に出来は悪くないんですが微妙~に扱いにくさを感じます。
スタークタワー占拠時。この辺が活躍のピークかも?(笑)
ソーとの戦闘などでそれなりに派手なアクションを見せるシーンもあるのですが、
その手のシーンの再現はかなり厳しめ。カッコ悪いけどできないということの参考まで…。
表情や傷の有無はどうしようもないですがハルクにビタンビタンやられた後のシーン。
これはこれで良い虚無感。
『エンドゲーム』では逮捕、拘束された状態からまさかのテッセラクト入手。
本来の歴史とは異なるユニバースで新たな冒険が始まるようですが果たしてどんな物語になるのか。
よく考えたらこの時インフィニティ・ストーンを二つも所持してたんだよなあ。
ロキがストーンのことをサノスと同じくらい勉強していたら
アベンジャーズに勝ち目は無かったかも…。
総評
顔の出来も良いしオプションパーツも充実しているし、基本的には悪くない物なのですが、
マントの野暮ったさや可動の微妙さなど、少々詰めの甘さも感じるというのが正直なところ。
せめてマントの着脱ができればもう少し評価が違ったと思うのですが。
…などとちょっと辛いことも言ってしまったものの、MCUの初期から人気があったロキが
満を持して商品化されたことは素直に嬉しいです。
気になる箇所については気が向いたら手を入れようかなと思います。
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