
トランスフォーマー『WAR FOR CYBERTRON』シリーズより、
デラックスクラスの「エリータ-1」のレビューです。
本体・オプション

『アースライズ』版「アーシー」のリデコですが、上半身はほぼ新規造形。
ビークルモードの外装を全て背中に畳んでいるためプロポーションが良く、
カラーリングも相まってかなりNetflix版アニメの劇中イメージに近い印象になってます。

完全にガワ変形になっているため背中の背負いものはだいぶ野暮ったい感じ。
当然ながら重心も後ろに偏りがち。

その点に配慮してか、ガワパーツの半分強くらいの部分が取り外せるようになってます。

また外すことで見た目もさらにアニメ作中に近い印象に。

で、外したガワパーツは少し変形させることで「ホバーボード」になります。
やや無理くり…というか謎メカ感は否めませんが。

ホバーボードに付いたピンと足の裏のジョイントを接続することでこのように乗せることが可能。

頭部の造形もよく出来ています。
ただ自分が購入した物には鼻の横あたりに目立つ気泡痕があったため少し修正しました。

ビークルはオープンカータイプのSFカー。
後ろ半分はERアーシーと同じ造形で、前半分は新規造形。
この角度では見えませんが車輪が4つ付いていてコロ走行ができます。



底面から見るとこうなってます。
手持ち武器(後述)も先端の部分に取り付けておくことができます。

武器はクリアパーツ製の銃が付属。なんか水鉄砲みたい
アクションなど

エリータワン、トランスフォーム!


変形はビークル→ロボットはまだマシですが、逆の手順はただガワに本体を納めるだけで、
おまけにタイトな箇所もあって残念ながら変形させる楽しさはあまり感じられませんでした。
まあ女性キャラなのでロボットモードの見栄えを優先したのかもしれませんね。

可動性は近年のアイテムの中では平均的。
ちょっと変わった点として手首が内側/外側へ動かせるので、表情付けに役立ちます。

あとこれは個体差かもしれませんが、頭部の内側のジョイントの接触部分がどこか歪んでいるらしく、角度によっては向いている方向を固定できず勝手に正面を向いてしまう時があります。
これは正直ちょっとストレス。


ホバーボードに乗せられるのは良いけど足の距離が決まっているのでカッコ良く乗せるのが難しい…。

ここで『パワーオブザプライム』版のエリータワンと。
顔はG1エリータのイメージですが身体がゴツすぎる…。(近年のボイジャークラスのオプティマスよりデカいし…)
今回のWFC版はG1のイメージとは異なりますが、やはりスタイルは抜群に良いですね。

手持ちの主だったウーマンサイバトロン達と。
左は『レジェンズ』版の「クロミア」、右は同じくレジェンズ版の「アーシー」。
シリーズや造形は全く違えど並べても特に違和感なし。

最後は繋がりの深いオプティマスと。
本来ならシージ版かWFC版と並べるのが良いのですが訳あってアースライズ版で。
対比的にはエリータがもう少し大きくてもよかったかな。
総評
はっきり言ってしまうと、変形ロボット玩具としてはやや微妙な出来です。
また品質面でも怪しい部分がちらほらあるので、あまりお勧めはできません。
ただエリータワンのフィギュアとして見ればかなり出来が良く、
僕自身、今回はキャラとして欲しくて買ったので買ったこと自体はまったく後悔していません。
その辺が割り切れていればアリだとは思います。
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