スーパー戦隊シリーズ最新作『機界戦隊ゼンカイジャー』のアクションフィギュアシリーズ
『チェンジヒーローズ』より、主人公「ゼンカイザー」のレビューです。
本体・オプション
本体は全高約12cmで、サイズも造形も食玩の「勇動」シリーズとよく似た作り…というか、
実質塗装済み完成品の勇動といったものになってます。
(今のところ「チェンジヒーローズ」の中でこのゼンカイザーだけがそういう仕様のようです)
肘と膝の関節だけ少々チープに見えるもののそれ以外の造形はなかなか良くできており、
彩色も完璧ではないですが低めの対象年齢と価格帯を考えれば納得できる範囲。
シールを貼る手間やはがれる心配が無い点は個人的には歓迎です。
背面は潔いくらい塗装が省略されていて真っ白。
この辺は仮面ライダーのRKFシリーズと似た感じですね。
マントは着脱が可能。
アカレンジャーに似た頭部もなかなか良いバランス。
特徴的な目のつぶつぶ穴が表現されてないのは少し残念ですが、
額の45番目のスーパー戦隊を現す数字はしっかり造形されています。
手持ち武器として無彩色の「ギアトリンガー」が付属。
色分けは無くても良いけどできれば成型色が赤だと嬉しかったですね。
あと実はこの裏面はがっつり肉抜き穴があり、見栄えがこちら側限定なのもちょっと残念なポイント。
参考までに仮面ライダーのRKFシリーズと比較。記念作繋がりと白黒の対比も兼ねてジオウと。
実は予約した時点では勇動に近いフォーマットと気づいておらず、RKFの戦隊版かと思ってました…。
もう一つ、S.H.フィギュアーツのアカレンジャーとも。
もはや親子のようなサイズ差ですね。(役者さんの年齢差で言えば親子というより祖父と孫ではありますが)
アクションなど
「秘密のパワー!」
「ゼンカイザー!!」
『秘密戦隊ゴレンジャー』がモチーフであろう「秘密のパワー」という言葉と
シンプルな名乗りポーズ、かなり好みです。
可動は手首のボールジョイントや腰回転まで備わっており、
低年齢向けのアクションフィギュアとしてはかなり優秀。
特に足首に関してはこのくらい脚を開いてもピッタリと地面に付けられるなど、
下手なハイエイジ向けのフィギュアよりもしっかり接地できます。
肘・膝が曲がる角度は最大で90°ちょいくらいまでとあまり深くは曲がらないものの、
ある程度のポーズを付けるには充分かと。
バランスをとれば片足立ちキックも可能。
手首は穴の開いた拳で固定なので、ギアトリンガーはしっかりと保持できます。
やや小さめのフィギュアながら、各部の作りはしっかりしているのでガシガシと動かしやすいです。
劇中ではギアトリンガーのハンドルを右手で回していたので、
左手で撃つ場面も多そうですね。(それだけに肉抜きがもったいない…)
平手がなくてアカレンジャーっぽい決めポーズができないので、別のポーズで締め。
総評
フィギュアーツ以外のスーパー戦隊のアクションフィギュアはほとんど買ったことがないのですが、
『ゼンカイジャー』はなんだか面白そうなので試しに(予約)購入。
食玩の「勇動」とほぼ同じ造りで定価1650円(税込)なのをどう取るかにもよりますが、
個人的にはシールを気にしないで遊べる安心感はアリだと感じました。
加えて今日(2021年3月7日)から放送が始まった『機界戦隊ゼンカイジャー』の第1話もとても面白く、
観たあとすぐにポーズ再現などして楽しめたので自分としては買って良かったです。
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