「スタジオシリーズ」の『トランスフォーマー ザ・ムービー』からのラインナップより、
「グリムロック&ウィーリー」のレビューです。
グリムロック本体
グリムロックはリーダークラスということで全高約210mmほどとなかなかのボリューム。
近年はリーダークラスといっても以前よりやや小さめのアイテムが多かったですが、
これは従来通りのサイズといった感じ。
ちょっと見えにくいけど胸部のクリアパーツの内側にサイバトロンエンブレムあり。
ひとまず説明書準拠の変形にしてますが、背中の左右のガワパーツは白い軸パーツの部分から
上下左右に角度を付けることができます。
アレンジ控えめのオーソドックスなグリムロック顔。
目はメタリック塗装になってます。
グリムロックといえばロボットモードに負けず印象深い恐竜モード。
体型なども劇中イメージ通りで、他のトイではメタリック調のカラーになってることが多い
腕の部分も白くなっていて、よりアニメのイメージに近づけられてます。
横から見てもほぼ完璧。何も言うことなし!
ただし、反対側は頭部周りを中心にネジ穴が少し目立ってしまってます。
構造上しかたない箇所だとは思いますが、全体的に出来が良いだけにちょっぴり惜しく感じますね。
恐竜モードでは首・アゴ・腕の付け根・肘・脚の付け根・膝が可動。
腕の付け根はボールジョイントなっており可動範囲はやや狭め。
ウィーリー本体、武器、台紙
『トランスフォーマー ザ・ムービー』にてグリムロックと一緒の場面も多かったウィーリーも付属。
こちらは非変形のフィギュアになっており、あくまでグリムロックのオプションといった印象。
膝が曲がった状態で固定されているため単体で直立させることはできず、
上の画像はスタンドで支えてあります。
首・腕の付け根、腰、脚の付け根がボールジョイントで可動。
バランスをとれば画像のように自立させることもできます。
また右手に持ったパチンコは取り外し可。
左の大腿部の裏にあるピンを利用してロボットモードのグリムロックの肩に乗せることも。
反対側も可。
恐竜モードでも首の後ろピンとウィーリーのふくらはぎの部分を接続できるようになってるんですが、
ちょっとクセがあってしっかりとは取り付けにくいです。
その他のオプションはグリムロックに持たせられる銃型の武器のみ。
武器はロボットモードでは背中の恐竜の腕部分に取り付け可。
恐竜モードでは背中のこの位置に付けておくことができます。
内容物紹介の最後はスタジオシリーズ恒例の背景台紙。
まさにグリムロックとウィーリーの二人でシャークトロン達を蹴散らした場所(クインテッサ星人の裁判所)
だと思われます。
アクションなど
俺グリムロック、とらんすふぉ~む!
スタジオシリーズは変形が複雑な物も多いですが、今回のグリムロックは同シリーズのアニメ版ジャズ
などのようにGENERATIONS系に近い手触りで、シンプルかつカッチリ感のあるものになってます。
工程としてはマスターピース版を大幅に簡略化した感じで、特に恐竜の尻尾の部分はカンタンかつ
両モードの見た目もスッキリしており、ちょっと感動を覚えるほどの出来。
ロボットモードでの可動は近年の標準的な箇所に加えて拳の回転もあり、個人的には不足なし。
関節の固さや重心バランスも良いので動かしやすいです。
バランスをとれば片足立ちキックも可。
ウィーリーは軽いので乗せてもさほど影響ありません。
ここで似た箇所の多いマスターピース(MP-8)版と比較。
塗装や脚部のクリアパーツなどやはりMPの方が造りは豪華ですが、
プロポーションに関しては今回の物の方が自然な印象。
ちなみに今回のSS版には剣は付属しませんが、MP版付属の剣を持たせることができました。
※ただし鍔の部分が少し干渉するので、もし持たせる場合は注意してください。
恐竜モードでも比較。
腕の可動に関してはMP版の方に軍配が上がります。
見た目に関してはもう好みの問題ですね。
MP-8に付属するエプロンを今回のものに付けてみました。
特に問題ないどころかむしろサイズが合ってるような…。
せっかくなのでウィーリーも比較的近年(?)に出た「タイタンズリターン」版と比較。
まあ今回のは非変形なので比べる意味は薄いかもですが参考まで。
ウィーリーにウィーリーを乗せることもできるぜ!(無意味)
ちなみにパチンコのグリップ部分は3mm径なのですが、
ダイソーで売ってる「アイロンビーズ」を利用してTR版に持たせてみました。
あくまでお遊びですがこれも参考まで。
またTR版ウィーリーも一応グリムロックに乗せることができます。好きに遊ぼう!
今回のウィーリーが非変形フィギュアなのは賛否ありそうですけども、
こういうフィギュアゆえの良いサイズ感やポーズの躍動感といったメリットはあるかと。
背景台紙は劇中再現としては恐竜モードで乗せたいところですが、台座部分の奥行きが狭いため
ロボットモードでないとしっかりとは乗せにくいです。ここは致し方ないですね。
最後は大きさ比較も兼ねて適当なメンバーと。
今まで(MP以外で)出てなかったのが不思議なくらいしっくりくるサイズ。
こんなグリムを待っていた!
総評
造形・大きさ・変形のさせやすさ、どれをとっても最高!
ネジ穴のことなどほんのわずかに気になる部分はあるものの、全体の完成度から見れば些細なこと。
サイズが遊びやすさに直結している、稀に見る傑作。
ほぼストレスなくガシガシ遊べて両形態ともカッコいいので、超!超!オススメです!!
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