
スーパー戦隊シリーズの真骨彫製法第1弾として発売された「ゴーカイレッド」(海賊戦隊ゴーカイジャー)のレビューです。
本体・オプション

以前通常のフィギュアーツとして発売されたことがあるゴーカイレッドが真骨彫製法として新生。
各部の造形やプロポーションが大幅に実際のスーツの雰囲気に近づきました。
ただ胴体~腕部分の赤の色味が暗めで、ほかの部分との統一感が無いのがけっこう気になります。(肉眼だと写真の印象よりも顕著に見えます)


頭部は実物と比べると金のラインがやや太いものの、それ以外のバランスや色味などは良好。
額と胸部のエンブレムは立体的に造形されています。胸の方は実物はのっぺりしてた気がするけど。

襟の裏にはしっかりとエンブレムのプリントあり。

あまり目立たない所ですが、ベルトのバックル部分も旧アーツ版に比べてかなり精密な造形になってます。

交換用手首は左が6種、右は7種付属。
旧版には無かった名乗り時の左手が追加されてるのが嬉しいところ。

モバイレーツは閉じた状態の物と開いた状態の物が別個に付属。
長さ22mmくらいの小ささながらボタンの色まで塗り分けられておりかなり精密な造り。

レンジャーキーは画像左から差込用・キーモード・レンジャーモードの3種類が付属。
差込用はその名の通りモバイレーツや後述のゴーカイガン、ゴーカイサーベルに差込んで使うことができます。
余談ですが、このレンジャーキーのレンジャーモードに関しては旧アーツ版に付属した物の方が造形も塗装も凝ってました。

手持ち武器としてゴーカイガン(上)とゴーカイサーベル(下)が付属。

それぞれスロット部が可動するようになっており、差込用レンジャーキーを取り付けることができます。
アクションなど

「(もうチェンジしちまってるが…関係ねえ、)」

「ゴーカイチェンジ!」


《ゴーーーカイジャー!》

「ゴーカイレッド!」

「派手に行くぜ!」


可動は近年のフィギュアーツ準拠の箇所に加えて肩回りが特によく動かせるようになっており、腕を身体の前に持ってくるような動きがつけやすくなってます。

印象的な腕組ポーズも可能。
旧版では専用の腕パーツが付属してましたが、今回は再現しやすい手首が左右それぞれに付属するのみ。
つまり本当に腕組みができるということなので技術の進歩を感じますね。

…といったところで旧アーツ版と比較。
もう12年近く前の物なので変化の幅が大きいですね。
武器に関しては今の目で見てもなかなか良く出来てますが。

そして旧版の初回特典として付属したゴーカイダリンも使って。
これは出来が良いしこうやって使うと雰囲気も出るので、まだ持っておいて良かったです。

さてそろそろファイナルウェーブで締めるとしますか。

ゴーカイレッドのこの悪っぽい銃の打ち方好きなんだよな~。

そして全身で振り切るようなゴーカイスラッシュも文字通り豪快でカッコいい!

最後はゴーカイジャー全員集合!!
女性陣は独自の素体で今の感覚でもそこまで見劣りしませんが、男性陣はひょろっとした体形が目立つので可能ならリメイクしてほしいですね~。
総評
歴代レッドの中でも特に好きなゴーカイレッドがまさかの真骨彫製法化!
色のことだけ少し惜しかったですが、それ以外は文句なし。
キャラクターの性質上、様々な戦隊ヒーローたちと絡められるほか、ディケイドをはじめとする仮面ライダーとも共演可能なのでプレイバリューも高いかと。
ゴーカイジャーが好きな方ならオススメです!
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