映画『シン・仮面ライダー』から、魂ウェブ商店限定「仮面ライダー第0号」のレビューです。
本体・オプション
昭和ライダーの雰囲気を纏いつつも独特なデザインを、造形・彩色ともに高クオリティで立体化されてます。
作中での登場シーンがずっと暗かったせいか思ったより色鮮やかな印象。
グローブとパンツ部分はほんの少し青味の入った黒で、ブーツ部分はさらに青味を増して濃い藍色になってます。
後ろから見ると変身者・緑川イチロー自身の長い髪が印象的。
ちなみに髪で隠れている背中はこうなってます。
頭部の造形も非常に良くできており、しかも複眼部分のみのパーツ交換で発光状態/非発光状態が再現できるという凝りよう。
発光状態(デフォルト)の方は作中では目の縁は暗かったので完全再現とは言えませんが、これはこれで強く発光しているように見えて個人的にはアリ。
また非発光状態の紫色の目も渋い印象で好みなのでどちらで飾るかちょっと迷いますね。
頭部を別の角度からも。
史上初の蝶モチーフのライダーということで、口吻の造形があるのも特徴。
またアンテナはかなり前に出っ張ったデザインになっており、おまけにプラ製で破損が怖い感じなので、できれば予備が欲しかったところ。
髪の毛はデフォルトのものとは別に風になびいた造形の交換用パーツも付属。
一旦頭部を外してから付け替える方式になってます。
髪パーツはデフォルトのもの共々、基部から少しだけ上下左右に動かすことができます。
マフラーを避けての胸部アップ。
わかりやすく蝶モチーフのデザインになっており、グラデーション塗装が綺麗です。
第2号などと同じように胸の左右のアーマーは少し動かすことができます。
マフラーは首のところで回転し、垂れた部分は接続部でボールジョイントで可動します。
変身ベルト、その名も「アルティメットハーフタイフーン(試作改造型)」もかなり精密な出来。
中央に「0(ゼロ)」とも見える意匠が入っており、「タイフーン」という名前と風車が2つあることから仮面ライダーV3のダブルタイフーンも彷彿とさせますね。
複眼パーツと髪パーツ以外の付属品は交換用手首のみ。
左右それぞれ3種ずつ付属します。
アクションなど
これが俺の完全体、チョウオーグ
(もうマフラーを巻いちゃってるのには目をつぶってください)
さて、これでお前たちとお揃いだ
俺は俺なりのやり方で人類を救う…
仮面ライダー、第0号だ
というわけで適当にアクション。
おおむね近年のフィギュアーツと同等によく動きますが、胸部~腹部~ベルト部分は造形が干渉して、身体を前方向にはあまり曲げられません。
劇中で印象的だった両腕を揃えてのパンチも、腕を前方向にまっすぐ出すのが難しいためうまく再現できず。
この辺はほとんどのフィギュアーツで厳しい部分ではありますが。
アクション用の髪パーツを付けてくれたのはかなりありがたいですね。
たった一人で、徒手空拳でダブルライダーを圧倒する様は悪役ながらカッコよかった。
イチロー兄さんが来たことで『シン・仮面ライダー』の3ライダーが勢ぞろい。
作中では戦ったのみですが、3人ともバイク好きだし、「仮面ライダー」という名前も気に入ったみたいだし、
なにかが違っていたら良い友人同士になれていたのでは…という気がしますね。
イチロー兄さんに本郷のコートを着せてみたり。(ポーズに意味はありません)
第2号のコートも造りはだいたい同じなので問題なく着せられると思います。
最後は前田真宏さんによる公式イラスト再現ポーズで締め。
(余談ですが、座っているのは「SS-76 スタースクリーム新破壊大帝」付属の玉座。つまりはデストロンの玉座。第0号には前述の通りV3の要素もあり、V3の敵組織といえば「デストロン」。なのでデストロン繋がりというシャレです)
総評
複雑なデザインの頭部がしっかりと再現されており、全身の彩色も綺麗で交換用の髪パーツもあるなど満足度高し!
特に複眼の交換ギミックは、劇中で発光描写があるライダーは今後全員に取り入れてほしいと思うくらい気に入りました。
強いて言えば発光状態の目が劇中とは異なる点と、予備のアンテナパーツが無かったのが惜しかったものの、個人的にはそこまで大きなマイナスではありません。
実は予約開始時点では「デザインそんなに好みじゃないけどキャラクターは良かったから買っとくか~」くらいのノリで予約したのですが、
そのあとで本編を繰り返し観てるうちにだんだん好きになり、今では「めっちゃカッコいい!」と思えるくらいになったので、注文しておいて本当に良かったです。
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