スタジオシリーズの『トランスフォーマー ザ・ムービー』からのラインナップより、
2種類のビークルモードを持つトリプルチェンジャー、「スプリンガー」(和名「スプラング」)のレビューです。
本体・オプション
本体はシージ版スプリンガーのリデコにつき、大きさはボイジャークラス相当。
ただし商品としては付属品まで含めたボリュームでリーダークラスの扱いになってます。
リデコアイテムといっても新造パーツがかなり多く、肩のパーツを斜めにできるなどよりアニメの設定画に近い雰囲気に。
肩パーツは真っすぐにもできるので、好みで角度を選ぶことができます。
後ろからの見た目は腕や脚はほぼシージ版と同形状ですが、背中はまったくの別パーツになってます。
頭部も新造されなかなかのイケメンに。
このアイテムが発表された際、シージ版を所持している身としてはリデコで同キャラは要らないかな…なんて最初は思ったんですが、この顔を見て購入を決めました。
右腕にのみ、小型のレーザー砲を展開するギミックあり。
ただし内側側面のパネルの固定が甘いので使い勝手は微妙。
また指は親指以外の4本(1パーツ)の開閉ができます。こちらはもちろん左手も可。
2種類のビークルモードの一つ、オフロードカー。
手前側の幅が広く、後方が狭まってるのは設定画やG1玩具と同様。
各部のパーツがしっかりと固定されているため、全体的にカッチリとした安定感のある手触りになってます。
続いてもう一つのビークルモード、ヘリコプター。
こちらは後述のローターパーツを取り付けることで完成します。
ローターは指で弾くとクルクルと回転します。
後部の車輪の位置が設定画にある丸い形状の部分に合わせられており、上手いこと作ってあるなあと感心。
リーダークラス扱いにしてるだけあって付属品が豊富。
概ね映画や「2010」に登場している物ですが、右上のハンマーだけアメコミで登場したアイテムのようです。
本来は「レックンルールコレクション」版に付けたかったものをこちらで補ったような感じがしますね。実際のところどうなのかはわかりませんが。
大型の剣はこのように変形させることができ、ヘリコプターモードのローターになります。
小型の銃2つはこのように連結させることができます。
ロボットモードの背中への武器取り付け例。
各所のジョイントに接続することができます。
取り付け例2。
小型の銃は脚部に取り付け可。
オフロードカーモードへの取り付け例。
ヘリコプターモードへの取り付け例。
スタジオシリーズ恒例の背景台紙。
『ザ・ムービー』冒頭の地球のサイバトロンシティが描かれてます。
アクションなど
スプラング、トランスフォーム！
空中防衛戦士たる所以、ヘリコプターに！
さらにトランスフォーム！
スプラング参上！
変形は動かす箇所が多く、トリプルチェンジャーなのも相まって覚える手順も多めでまずまずの手応えがある部類。
変に複雑すぎたりやたらタイトな箇所なんかは無いので、大人なら慣れればさほど難しくないと思いますが、商品の対象年齢が「8才以上」となっており、そのくらいの子供にはさすがにちょっと厳しいような気も。
可動面に関しては、前述の指の開閉のほか、足首は変形の都合で前後にも動くなど、可動箇所は多めに備わってます。
ちょっと惜しいのが、首周りのクリアランスがほとんど無いため顔は実質横にしか向けません。
もうちょっと上を向けたりアゴを引けたりしたら良かったですが。
あともう一か所、膝関節が妙に固く、曲げようとすると変形時の手前のロックの方が外れてしまいがちなのも少し気になります。
色々言いましたが、基本的にはよく動くので大きな不満はありません。
ミサイルのような武器は手に持たせられるジョイントは無いのでブン投げ！
背面に5mm穴があるので、別アイテムのエフェクトパーツなどを付けることができます。
背景台紙を使って1枚。
ここでシージ版(左)と並べて。
と言っても一部塗装してたり逆に塗装を落としたりしてる箇所がある物なので、純粋な比較になりませんが。
ともあれパッと見だと前腕部分と膝から下以外はほぼ別パーツになっているのがお分かりいただけるかと。
パートナーのアーシーさんと。
このアーシーはレジェンズ版ですが、未だにこの型が一番好きですね。
最後は主な『2010』メンバーと並んで。
それぞれ自分の好きな玩具で並べたため2名ほどアニメとは様子の違うメンバーがいますが気にしないでください。
総評
前述の通り最初はシージ版を持ってるから要らないかなと思いましたが、結論、買って正解！
カラーリングも好みだしオプションも豊富だし、何より顔が良い！
G1スプラング/スプリンガーのリメイクアイテムとしてはもう決定版ではないかと思います。
自分と同じく「シージ版持ってるからいいや」となった人にもあえて触ってほしいくらいオススメです！
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