
バンダイより新たにリリースされたアクションフィギュアシリーズ「アクションヒーロー」の第1弾、
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の「ゴジュウウルフ」のレビューです。
本体・オプション

全高は約15cmほどで、所謂1/12サイズ。
近いサイズのハイエイジ向けのアクションフィギュアに比べたら造形や彩色などやや甘い部分はありますが、ボーイズトイとしては充分に良い出来。
プロポーションも良好です。

後ろから見ると胴体部分は大胆に塗装が省略されてます。
最近はこういうの多いですが、できればもう少し色分けしてほしいなというのが正直なところ。

頭部のバランスは良好。
色分けも概ねよくできてます。

頭部を別の角度からも。
元のデザインが良く再現されてます。

ゴジュウジャーといえば指輪(センタイリング)が印象的ですが、残念ながら造形は無し。
コスト的に致し方ないというところでしょうか。
ちなみに自分が購入したものは左手に塗装汚れがありました。まあそんなに気にしませんが。

パッケージには「全身16か所が可動」と書かれており、基本的な箇所は動きますがそれぞれの可動範囲はそこそこ。
そんな中で股関節には引き出し関節が使われており、これは仮面ライダーアクションフィギュアにも無かった機構なので驚きました。

オプションとして「テガソード」が付属。
色分けは2色だけですが造形は細かくできており、発色も良好。
軟質パーツ製で、個体差か先端に少し曲がりグセが付いてました。

反対側にはグリップあり。
ここを手に持たせます。

手に持たせた状態。両方の手に持たせられますがデザイン的にも設定的にも右手用ですね。
保持力も特に問題ありません。
アクションなど

「はぐれ一匹、ゴジュウウルフ!」

「アオ~~~~~ン!!」
劇中では基本的にテガソードを持ちっぱなしですが、一旦3枚だけ無い状態でポーズを付けてみます。

手首がちゃんと握った手ではないのでごまかし気味ですが、パンチ!
腰の可動はボールジョイントで、前後にはよく動く一方で左右にはあまり動かず、あまり腰を捻ることはできません。

飛び蹴り!

ここからはテガソードを持たせて。

可動性はフィギュアーツ等には及ばないといっても、メインターゲットの子供が遊ぶ分には充分すぎるレベル。

肩のデザインの関係で腕をまっすぐ上に向けるということはできないのですが、公式の宣材写真を真似てそれっぽく撮ってみました。
見る角度を限定すればそれらしく見せることはできますね。

仮面ライダーアクションフィギュアの「仮面ライダーガヴ」と。
今回のゴジュウウルフの方が可動箇所はだいぶ少ないのですが、その分パーツ分割の箇所が少ないため、戦隊スーツのラインがあまり崩さずに済んでいるという面もあり。

最後は『アニバーサリー討論会』で共演したヒーローたちと、アニバーサリー5人衆集合!
他のメンバーはフィギュアーツですが、パッと見ではさほど違和感は無いですね。
ともあれなにより番組が始まってすぐに近いサイズのフィギュアを並べられるというのが嬉しい!
いずれはゴジュウウルフのフィギュアーツも出してくれることを期待してます。
総評
ボーイズトイの良い点として番組が始まってから早い段階で遊べるというのがありますが、今回はそれに加えて1/12サイズで他のアクションフィギュアとも絡めて遊びやすいというのが本当に嬉しいですね。
そのことの価値に比べたら造形や可動が多少甘いことなどまったく気になりません。
個人的には買いやすい1/12アクションフィギュアが増えてくれるのは大歓迎で、そもそもこのシリーズに「スーパー戦隊」の名は冠されていないので、もしかしたら戦隊以外のキャラクターも色々出るのかも?などと密かに期待してます。
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