【TF】G1「JETFIRE(ジェットファイアー/スカイファイアー)」レビュー【海外版】




トランスフォーマートランスフォーマー玩具レビュー

1985年に海外で発売された(日本未発売)ジェットファイアー(和名「スカイファイアー」)」のレビューです。

※経年による劣化や変色、ステッカーの不足等ありますがご了承ください。

 

本体・オプション

ロボットモード 前面

以前、【TF】スカイファイアーという複雑な存在【G1】という記事でも書きましたが、物としてはタカトクトイスの『超時空要塞マクロス VF-1S スーパーバルキリー』の仕様変更品です。

(その辺の細かい話はリンク先をご参照ください)

大きく異なるのはカラーリングとサイバトロンエンブレムの有無くらいで、古い玩具ながら良い造形とプロポーションをしています。

アニメ作中のスカイファイアーとは色の雰囲気以外は特に似ていません。

 

ロボットモード 背面

背面もスッキリしてます。

ところどころ黄変してしまってるのが悲しいけどやむなし…。

 

頭部アップ

顔もアニメとは大きく異なりますが、それはそれとしてシンプルかつ良い造形です。

 

頭部を別の角度からも。

TFというか普通にバルキリーの評価になってしまいますが、カッコいいデザインですよね。

頭頂部にはシークレットエンブレムが貼られています。

 

シークレットエンブレムは指などで温めるとサイバトロンエンブレムが現れます。

 

ビークルモード 前面

ビークルモードも見ての通り、マクロスで言うところのファイターそのまま。

でもTF的に言えばF-14戦闘機にディスガイズしてると言えるかも?

 

元トイのバルキリーとの違いとして、ノーズ部分が少しだけ短く、かつ丸っこくなっています。詳細は分かりませんが、米国の安全基準か何かの都合でしょうか。

そして言うまでもなくやはりアニメ作中のビークルとは形状がだいぶ違います。

 

ビークルモード 背面

ビークルモードでも背面というかリア部のまとまり良し!

タカトクの可変バルキリーは本当に傑作です。

 

ビークルモード 側面

機首部分と機体後部の左右2か所、計3か所にランディングギアがあり、収納/展開ギミックがあります。

 

ランディングギアを収納した状態。

展開する時は黒い小さなレバーを動かしてロックを解除するんですが、この時に作動するバネの勢いがけっこう強く、勢いよく飛び出すランディングギアに指が当たるとなかなかに痛いです。

これ小さい子供なら普通に泣くくらいの威力があるので、もしかしたら昔これに泣かされた子もいるかも…?

 

これは外からは見えない部分なのですが、変形時に背中のパーツを展開すると内側にこのような刻印があります。

左側には堂々の「BANDAI」。トランスフォーマーなのに!

ちなみにこの刻印部分のデザインはこれと異なるものが2種類ほどあるらしいです。

 

オプションパーツ

ここで本体に取り付けるオプションパーツを紹介。

元のスーパーバルキリーでは「スーパーパック」と呼ばれている物ですが、このスカイファイアーでは「バトルアーマー」と呼ぶ模様。

上段の中央の3つを背中に、両端のものはそれぞれ両腕に、下段のものは3つずつを左右の脚部に取り付けます。

 

ロボットモード(バトルアーマー装着状態) 前面

パーツを取り付けた状態で全身。

アニメ作中では背中や脚部に赤いパーツがあるので、こちらの状態の方がTFのスカイファイアーとしては基本形態になるのかもしれません。

 

ロボットモード(バトルアーマー装着状態) 背面

背面から見た方が取り付ける前との差異が大きいですね。

大型のバックパック「ターボスラスター」が迫力あります。

 

ビークルモード(バトルアーマー装着状態) 前面

続いてビークルモード。

パーツ装着前もスッキリしていて良いですが、こちらの状態もパワーアップ感が強く感じられてイイ!

 

ビークルモード(バトルアーマー装着状態) 背面

大きめのノズルはロマン!

 

ビークルモード(バトルアーマー装着状態) 側面

横からの見た目も大きく印象が変わります。

 

やはりバルキリーと同様に武器も付属します。

マクロスのバルキリーにおける「ガンポッド」は、こちらでは「フォトンミサイルランチャー」という名称に。なんか凄い威力上がってそう。

下のものは「マウンティングポッド」で、フォトンミサイルランチャーを接続し、本体の腕部に取り付けられるアタッチメントパーツになってます。

 

右腕に取り付けたところ。左腕にも取り付け可。

このままビークルモードへの変形も可能で、ビークル時には機体底面に位置します。

ただし、腕部のバトルアーマーを装着していると取り付けられないため、アーマー装着時はアタッチメントは余剰になってしまいます。

 

 

アクションなど

マクロの空を貫きそう

機体は(二重の意味で)違うけど、TFとは関係ない謎のイントロと歌詞が勝手に脳内に流れてくる…。

 

一部ダイキャストが使われていて重量があるので浮かせるのはちょっと大変ですが、ジェット機は飛んでなんぼ!

 

スカイファイアー、トランスフォーム!

これはトランスフォームの途中!それ以外のなんでもない!

 

航空防衛戦士(AIR GUARDIAN)スカイファイアー参上!

変形はシンプルかつダイナミックで、各部のパーツ配置が本当によく考えられていてまさに傑作トイの風格。

 

元トイのバルキリーが発売されたのは今から40年以上も前で、その当時の変形ロボット玩具は関節などはあまり動かないのが普通でしたが、同じ時期のアイテムの中では破格の可動!

特に腕部は肩の前後回転に左右開き、そして肘と、肘の上には縦ロール軸があり、近年のアイテムにも引けをとらないほど。

 

脚部は腕部には劣るとはいえ、股関節と膝が前後方向に動かせるので、バランスをとれば立て膝もできます。

あとは股関節が少し左右に開いて大腿部か膝辺りにロール軸があったりしたら今の感覚でも満足できるレベル。

 

こんな形態はTFには無いですが、まあお約束ですし今さら伏せる意味もないのでガウォークもやっておきますね。

 

パッケージイラスト風ポーズ…をとりたかったけど叶わず。

本当は右の肘をもっと曲げたいんですが、武器を持っていると干渉して曲げられないんですよね。

それでもそこ以外はだいたい再現できてる時点で当時の玩具としては破格。

 

以上、スカイファイアー(ジェットファイアー)でした。

 

まったくの余談ですが、シリーズやアイテムによって「スカイファイアー」だったり「ジェットファイアー」だったり、「スカイファイヤー」だったり「ジェットファイヤー」だったりと、表記揺れがちょっと面倒ですよね…。

 

 

総評

以前、このアイテムに関する蘊蓄というか小話みたいな記事を書きましたが、今回は改めていち玩具としてレビューをしてみました。

モノの性質上、内容の半分はバルキリーのレビューになってしまいましたが、まあそこも含めてのスカイファイアーですのでご容赦いただければと。

 

アニメとは似てないといっても劇中のスカイファイアーは大好きなキャラクターですし、一方でこのトイも様々な経緯を抜きにしても素晴らしい玩具として気に入ってますし、これからも一生大事にしていきたいアイテムですね。

そして願わくば、何らかの奇跡が起きて同じ仕様で再販してくれたりしたら最高ですね。

 

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