ロッテの「ビックリマンチョコ」、今でも色んな種類が売られていますが、
筆者は思いっきり悪魔VS天使シール直撃世代でございまして、
ご多分に漏れず子供の頃はチョコを求めて
あっちこっちのお店へと自転車を走らせておりました。
ただ直撃世代といいつつも実はその存在に気付いたのは
そこそこブームになってからだったり。
というのも、子供の頃はドの付くレベルの田舎に住んでいて、
現在のネット時代では考えられないくらい
都会(特に東京)からの情報の伝達が遅れていたのです。
”情報が遅かった”というのは自分たちが知るのが遅かっただけでなく、
個人商店や駄菓子屋をやってるおばあちゃん達も知らなくて、
あまり積極的に仕入れられてなかったんですね。
で、気付いた時にはもうすっかりブームに火が付いた頃だったため
なかなか入荷されず普通に買うのも難しかったうえ、
もう売られていない初期のシールを手に入れるのにはかなり苦労しました。
あとになって「ビックリマンアイス」や「ビックリマンスナック」等で
復刻版のシールが出た時は本当に助かったなあ…。
ともあれすっかりハマってからというもの、
学校で「どこどこの店で売ってたぞー!!」といった噂を耳にしては
友達と一緒になけなしの小遣いを握りしめ、
放課後や土曜の午後、日曜日など時間の許す限り
チャリンコで町中のお店を巡っていました。
当時は今よりも個人商店や駄菓子屋の数が多く
休日を使えばけっこうな数のお店をまわることができたのですが、
それでもブームのピークの頃は本当になかなか入荷せず、
丸一日走り回っても一個も買えないなんて日がザラにありました。
いま考えればそんな時期に「あったぞ!」なんて聞いてから
次の日に行ったところでもうあるわきゃないとわかるんですけども、
所詮は子供なのでそこまで考えが至らず。
…いや、薄々感づいていたのかもしれないけど、
わずかな望みに賭けてでも欲しいという気持ちが上回っていたのかも。
先ほど今に比べると店が多かったと書いたものの、そこはド田舎。
都会に比べると一軒一軒がだいぶ離れておりまして、
休日丸一日使った日なんてけっこうエグい距離を移動してました。
冷静に思い返すとちょっと引くレベル。
でもそれだけ情熱があったということなんだなあ…。
自分の世代はビックリマンだけでなく「ミニ四駆」だったり
「ファミコン」だったりと子供を魅了しすぎるホビーが
立て続けに押し寄せる恐ろしい時代を生きてきたのですが、
その中にあっても僕にとってはビックリマンが最も熱量の高いホビーでした。
まあそのおかげ大人になっても引きずって
ちょこちょこと手を出してしまっていた(いる)のですが…
そっちの話をするとマニアックな方向に進んでしまうため
今回は触れずにおきます。
ともあれ当時のシールは今でも保管していて、
ごくたまにではありますが取り出して眺めたりしてます。
今ではさすがに昔ほどの情熱は残ってはいませんが、
眺めていると様々な思い出が脳裏に浮かぶので
今でも他のものとは代えられないものではありますね。
(※今回使った画像はすべて自分の所持している当時品のコレクションです)
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