『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』と、
同時上映の『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』を
公開初日(12/18)に観てきたので、極力ネタバレなしで感想を語ります。
仮面ライダーセイバー
まずは劇場でも先に上映されるセイバーの方から。
短編ということで実際テレビの一話分よりも短いため、ストーリーはざっくり
新たな敵をみんなで倒すくらいになっているのですがそこはもう仕方なし。
その分ほぼ全編アクションバリバリで、大スクリーンで迫力を楽しむ映画になってます。
小さな子供だとドラマシーンは見てないけど変身してアクションが始まったら見るという子も
けっこういるので、そういう子供たちには受けが良さそうな感じ。
見どころとしては序盤の無双系のゲームのような6大ライダーたちの派手な立ち回りと、
セイバーの新フォームお披露目&敵の仮面ライダーファルシオンとの対決。
ファルシオンに変身するバハトを演じる谷口賢志さんはライダーファンにとっては
『仮面ライダーアマゾンズ』の鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ役で知られてますが、
今回のバハトも谷口氏らしい怪演によってイイ感じに不気味なキャラになってます。
とにかく全編に渡ってド派手なシーンの連続でアクション密度の作品になっていて、
画面の華やかさと勢いがあって楽しかったです。
仮面ライダーゼロワン
さてセイバーも楽しかったとはいえ、
やはり一年間観てきた『ゼロワン』の結末を見届けるのが個人的には本命。
今回はテレビシリーズ最終話にもチラッと登場したエス/仮面ライダーエデンが
メインの敵役となるわけですが、これが敵ながらカッコイイ!
冒頭の時点では目的も正体も判然としないエスの謎が物語が進むにつれて少しずつ
明らかになっていくわけですが、エスを演じる伊藤英明氏の高い演技力も相まって
魅力的なキャラクターになっており、物語に引き込む強い原動力になってます。
一方で或人をはじめとする正義の仮面ライダーたちも見どころが盛りだくさん。
テレビシリーズではほとんど見られなかった組み合わせでの戦闘シーンや、
コミカルなやり取りもあってやや重めのストーリーを少し和ませてくれてたり。
コミカルなシーンといえばゲストの一人アキラ100%氏も予想以上の大活躍!(笑)
腹筋崩壊太郎(演:なかやまきんに君)などテレビシリーズでおなじみのヒューマギアも
数名登場するのですが、なかなかの爪あとを残してくれます。
そしてなんと言っても気になるのは或人とイズの新たな関係性。
個人的にはテレビシリーズ最終回での描写はちょっとだけモヤモヤした部分もあったのですが、
今作をもって晴れやかな気持ちで今後の二人を応援したい気分になれました。
この点だけでも観て良かった!と思えましたね。
この他にも予告映像にあったゼロワンとゼロツーが並び立ってるシーンや
まったく告知されていなかった新たなライダーの登場などとにかく見どころ盛りだくさん!
『ゼロワン』を一年間追いかけたファンにとっては満足度の高い作品になっていると思います。
個人的にはこれまでのライダー映画の中でもトップクラスのお気に入りになりました。
あとがき
良い映画を観た時ほど思うことですが、本当はネタバレを気にせず語りてえ~~~!!
というかネタバレに配慮するとほとんど書けることが無いですね。
裏を返せばそれだけ自分の目で見てほしい場面が多いということです。
また『ゼロワン』に関しては欲を言えば
「ああいうシーンやこういうシーンも見たかった~!」というのも少しあったのですが、
そう思ってたら『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』が発表されたので
そっちで見られそうかな?とひそかに期待しております。
コロナ禍によって映画を観に行くにしても一考しなければならない状況ではありますが、
ライダーファンの一人としてはぜひとも観てほしい作品になっていることは事実なので、
ぜひとも感染予防対策をしっかりした上で観に行っていただければなと。
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