
『ダイアクロン』より、リブートシリーズの先駆けとなった名作ダイアバトルスV2の後継機「ダイアバトルスX-1」のレビューです。
ダイアクロン隊員 Ver.2.0

ダイアバトルス本体の前にまずはダイアクロン隊員から紹介。
毎度お馴染みの全高約28mmのアクションフィギュア。
小さいながらも精密なディテールや頭部と胸の彩色の綺麗さなど、いつも通り良くできてます。


首・肩・肘・腹部(前後)・股関節・膝が可動。

足の裏には磁石が仕込まれており、鉄板などに安定して立たせることができます。
バトルス X-01

ダイアバトルスX-1を構成する3つのメカの1番機、バトルスX-01。
『ダイアバトルスV2』の「バトルス01」に相当するマシンですが、大まかなシルエットは似ているもののディテールの精密感は増し増しになってます。

先端のボレットコア部分のキャノピーを開いてダイアクロン隊員を乗せることができます。
『V2』ではボレットモジュールが複数あったため隊員も複数付属していましたが、今回はこの一つだけのため隊員も1体しか付属しません。

キャノピーを閉じるとこんな感じ。
なお今回のレビューではこれ以降ずっと隊員を乗せっぱなしでいきます。

本体の上下にある武装やアームを変形させることで「高機動モード」に。
形状的に浮かせておくのがデフォルトになるモードですね。

もう一つの形態、「ソロメックモード:ホッパー」。
『V2』ではバトルス01と03が合体した形態の一つに「ホッパー」の名が付いてましたが、今回は単体でメックモードになります。

ボレットコアは取り外すことができ、後述のX-02やX-03、さらには他の商品にも合体させることができます。
バトルス X-02

続いてバトルスX-02。
かつてのバトルス02を受け継ぐ飛行メカ。
見ての通りコックピットは無く、代わりに先端にはロボット時にシールドとして使用するパーツが付いており、「ドローンマシーンモード」という名称が付けられています。

ソロメックモードはX-01だけでなく02にもあり、こちらは「ウォーバード」と名付けられてます。
ちなみにこのあと紹介する03にはありません。

ドローンマシーンモードから少し変形させてボレットコアを取り付けることで、「ボレットモード」にもなります。

本体から取り外したシールドパーツ。
裏側にロボット時に持たせるためのグリップが付いてます。

シールドの下部にあるパーツは取り外すことができ、変形させることで後ほど紹介する武器「クロスキャリバー」のグリップ部分になります。
バトルス X-03

最後のマシン、バトルスX-03。
ロボット時の脚部で構成されているのはかつてのバトルス03と同じですが、以前は陸上用メカだったのに対し、今回は基本形態が飛行メカになってます。
また先端から中央に付いている銀色のパーツは分離でき、ロボット時に使用する武器「クロスキャノンユニット」になります。

ドローンマシンは変形させることで陸上用メカ「ランドマシン」にもなります。
『V2』を触った身としてはこちらの方がしっくりきますね。

ランドマシンは先端の爪状のパーツを90°回転させることで別形態にも。

さらにはスカイマシンから変形させてボレットコアを付けることでボレットモードにもなります。

ランドマシンのボレットモードも有り。
この状態ではクロスキャノンユニットは取り外します。

そしてこちらが取り外した「クロスキャノンユニット」。
グリップ部分は前後に可動します。

なんと銃口とその少し後ろのサイト部分には集光発光ギミックあり。

クロスキャノンはこのように分割することもでき、

手前のパーツは変形させると「偵察用ドローン機」になります。
合体システム:2機合体

『V2』にあった2機ずつの合体ももちろん健在。
まずはバトルスX-01と02が合体した「メックモード:ガーゴイル」。

2機合体は全部で3種類あるのですが、それぞれ高速飛行モードへの変形機能も持ってます。

2機合体の2種類目、X-02と03が合体した「グリフォン」。
ダイアクロンお得意の(?)ちょっと怪獣めいた形態。

グリフォンの高速飛行モード。

2機合体のラスト、「ゴルゴ」。
これもまた別の怪獣っぽさがありますね。

ゴルゴの高速飛行モード。
2機合体は以上です。
合体システム:3機合体

いよいよ目玉の3機合体、「ダイアバトルスX-1」完成!
『V2』のフォルムを踏襲しつつ、各部がディテールアップしたまさに正当進化版といった感じ。
全体のプロポーションも向上しており、力強い印象も感じられます。
全高は頭部アンテナ先端まで入れて21cmほどで、V2より2cm弱くらい高くなってます。

背中のウイングもV2のものよりさらに左右へ広がり迫力が増してます。

↓

『V2』の時に感動した、首の後ろのスイッチを押すことで頭部がせり出すギミックも健在。
久しぶりにやったのでもはや懐かしさすら感じる…。

頭部デザインもV2の面影を残しつつ、各部がディテールアップしたことでより精悍な印象に。
V2では軟質パーツだった左右のアンテナが今回は硬質になり、形状的には安定しました…が、代わりに今度はうっかり折ってしまいそうな怖さも発生していて、変形・合体させる際にはちょっと気を遣います。

今回新たに追加されたギミックとして、頭の部分を開くと中にフェイスガードが内蔵されており、

マスクフェイスにできるようにもなりました。
個人的にマスク顔のロボットは大好物なのでかなり嬉しい!

ダイアクロン恒例の集光ギミックも健在で、フェイスガード展開時もしっかり光ります。

手首は根元で回転と、指の開閉ができます。

両肩の前面には手に持たせたクロスキャノンユニットを接続できるジョイントがあり、がっちりと固定することができます。
実際のところ手に持たせてるだけでも保持力は充分あるのですが、より安定しますね。

背中のウイングブースターユニットや各部のユニットを取り外した軽装状態。
V2の時も勝手にこんな風にして遊んだりしましたが、今回は「ファイターフォーム」という公式の名称が付きました。

背中も非常にスッキリしてます。

3体合体での飛行形態「スクランブルモード」。
3機のメカが合体しているだけでなく、全ての武装も合体させた余剰パーツなしの形態になります。
概ねダイアバトルスからの変形で完成しますが、一部パーツの付け替えと、武器の取り付けの必要あり。

スクランブルモードの両翼に付けているのがこの特に名称の無い武器。
本体各部の4mmジョイント穴に取り付けられるほか、手に持たせることも可。
またグリップの根元部分が前後に動き、射角を付けることができます。

そしてウイングの下部に付けているのが二振りの剣「ダブルキャリバー」。
下の小さいパーツ「ソードハンガー」を各部の4mmジョイント穴に取り付け、そこにダブルキャリバーをセットして使用します。

ダブルキャリバーは先述のシールドに付いていたグリップパーツと組み合わせることで大型剣「クロスキャリバー」に。

さらにシールド本体とクロスキャノンと組み合わせることで「ドローンウェポンモード」にもなります。
アクションなど

ここからはダイアバトルスX-1状態でのアクションを紹介。

各部の関節は、腰回転・拳回転・足首の左右可動などを含めて基本的な箇所は動き、様々なポーズが付けられます。
関節の固さは全体的にやや固めで安定感あり。

画像のように、V2には無かった翼を下方向に降ろす可動も新たに搭載されてます。

脚部のふくらはぎ部分にはダッシュブースター展開ギミックも有り。

ファイターモードで格闘ポーズ。
古き良きヒーローロボットの雰囲気がありますね。

こんな飛び蹴りもできる!

ファイターモードに少しだけ武装を付けて遊ぶのもまた楽し。

フルバースト!

全武装フル装備!
これはもう主役ロボの風格。

最後はフル装備からの武装アレンジで。
画像枚数が多くなってしまったため今回は単体での紹介に留めますが、他アイテムとの連動要素も豊富なので色々組み合わせると無限に遊べます!
総評
元々出来の良かった『V2』の実質リメイク版と言えるもので、近年のダイアクロンの様々なギミックとの連動が実装されているだけでなく、各部の遊びやすさも見直されていて更なる傑作と呼べる出来に。
個人的にはマスクオンのギミックが搭載されたのも嬉しいところ。
現時点でダイアクロンから一つだけ人に薦めるとしたら、迷わずこれを選びます。
超、オススメです!
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