『王様戦隊キングオージャー』より、「DXタランチュラナイト」のレビューです。
本体・オプション
先にシュゴッド「ゴッドタランチュラ」形態から紹介。
蜘蛛らしさがよく再現されており、8本の脚は同時にピタッと接地するように設計されていてこの時点でもう凄みを感じます。
続いて人型ロボの「タランチュラナイト」形態。
戦隊ロボというよりはアニメのロボットのような細身のスタイルを見事に再現。
というか、劇中では玩具の設計用の物を流用しているかのようなCGで登場するため、
ゴッドタランチュラ形態ともどもほぼ劇中まんまのような玩具になってます。
ゴッドタランチュラからタランチュラナイトへは完全変形になってますが、蜘蛛の腹部パーツだけは取り外すのがデフォルト。
ただし、取り付けたままにしておくこともできるため、余剰にはなりません。
個人的に余剰パーツはあまり好きではないので、こういうのはとてもポイント高し。
シルエットや頭の形は四角くてちょっと独特ですが、フェイス部分はかなりのイケメン!
塗装も非常に綺麗です。
頭部にはゴーグルのオン/オフギミックを搭載。
無機質な印象になるもののこれはこれでカッコ良し。
取り外した蜘蛛の腹部にあたる部分のパーツは、説明書では「銃パーツ」と書かれてます。
劇中では「タランチュラバスター」と呼ばれているやつですね。
もちろんタランチュラナイトの手に持たせることができます。
銃パーツからは金色の「冠パーツ」を取り外せるようになっており、それぞれDXキングオージャーとの合体時に使用するパーツになります。
アクションなど
降臨せよ、ゴッドタランチュラ!
タランチュラ形態でも8本の脚がそれぞれ可動。
また顔の下の左右にある触肢にあたる部分もボールジョイント接続になっており、ある程度動かすことができます。
― 天より神は人の姿を借り、騎士となりて地に降り立つ ―
ナイト!ナイト!タランチュラナイト!!
戦隊ロボ玩具だけあって、ゴッドタランチュラ→タランチュラナイトへの変形はなんとなく人型に整えるだけで完了できるくらい簡単。
ただし逆はそうはいかず、タランチュラの脚を正確な位置に戻すには説明書なしだとけっこう迷いそうな感じです。
小さなお子さんにはちょっと難しい気もしますが、気にせず遊んでもらえばいいかなとも思ったり。
可動はもう大人向けのアクションフィギュアに迫るくらいあちこちよく動きます。
手首が回転し、足首にも可動あり。腰の回転はありません。
腰が回転しないとはいえ、変形の都合で胴体を前に曲げられる(前屈できる)ため、ドンオニタイジンやキングオージャーとはまた違った雰囲気の可動を楽しむことができます。
画像は糸につかまってスイングしてる感じのつもり。
顔を大きく上に向かせることもできるため、こんな着地ポーズまで可能。
君は本当に戦隊ロボ玩具か?
ちょっとバランスをとるのが難しいものの、支えなしで片足立ちキックも可能。
アクロバティックな飛び蹴り!
タランチュラナイトの戦闘は足技が多い印象。
劇中でも登場し、今回の玩具のパッケージ写真にもなっている射撃ポーズ。
玩具でこれが再現できると知って欲しくなった人も多いのでは。
ゴーグルをオンしてもう一発タランチュラバスター!
説明書には無い中間形態みたいなものを作ってみたり。
こういう余白が楽しめるのも良い玩具の証。
素立ちも決まる。これは良いロボ玩具だ。
総評
DXキングオージャーは買ってないのですが、単体で変形してアクションも楽しめるという点に惹かれて購入。
戦隊ロボ玩具らしいカッチリとした触り心地と、逆に戦隊ロボ離れしたデザインと可動性が融合した結果、こんなに魅力的な玩具が誕生するとは…。
ストレスなくガシガシ遊べてその上でカッコいいという、ヒーローロボット玩具の本懐を遂げた玩具であると思います。
変形ロボット玩具好きなら作品を知らなくても手に取ってほしいと思えるほどの傑作。買って良かった!
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