その他の特撮系フィギュアレビュー

【トイライズ】AFR-01「リュウケンドー」レビュー




魔弾戦記リュウケンドー』より、主役ヒーロー「リュウケンドー」のレビューです。

 

リュウケンドー本体・ゲキリュウケン

本体前面

本体の全高は約15cmで、リュウケンドーとしては初(のはず)の1/12サイズアクションフィギュアになります。

各部の造形や色味など、概ね劇中イメージ通り!

一見するとバンダイのフィギュアーツ等と似た雰囲気にも見えますが、材質はほとんどプラスチックで、良い意味で豪華な造りのボーイズトイといった印象です。

 

本体背面

背中には5mm穴あり。

詳しくは後述しますが、各部のアーマーの接続も一部を除いて5mmジョイントになってます。

 

頭部~胸部アップ

頭部のゴーグル(?)部分はクリアパーツが使われていて劇中の見た目に近い雰囲気になってます。

胸の中央と肩アーマーのサイドにもクリアパーツが使われていますが、胸部のものはアーマー換装ギミック(後述)の関係で内部のジョイント穴が透けて見えてしまってるのが少し残念。

劇中スーツはそこまで透明感の無いパールみたいな質感なので、もっと白っぽくても良かったかなと。

 

頭部のみ別の角度からも。

数多いる他の特撮ヒーローと比べてもしっかりとオリジナリティが感じられる良いデザインですね。

 

右腰にはマダンキーホルダーがしっかりと造形&彩色されてます。

取り外せるか試してみましたが、ちょっと無理そうでした。(壊れたらイヤなのでほどほどで諦めました)

 

手首は親指以外の指が開閉できます。

なお交換用の手首などは付属しません。

 

付属武器にして相棒の「ゲキリュウケン」。

造形がシャープで、色分けも細かくされています。

 

左右のウイング状のパーツと金色のグリップ部分は動かすことができ、マダンキー装填時の状態を疑似的に再現することができます。

 

手に持たせる際は指可動を利用して握らせてもそれなりには保持できますが、それだとあまり安定しないため、柄の底部分パーツとグリップパーツを一旦外して親指との間に挿し、外したパーツを戻します。

 

こうするとかなりしっかりと持たせることができます。

 

 

ゲキリュウケンモバイルモード&換装ギミック

先ほどの手に持たせるゲキリュウケンとは別に、劇中では持ち運ぶ時などに小さくなった状態である「ゲキリュウケンモバイルモード」が付属。

縦の長さが約9cmとなかなかの大きさで、これだけだとなりきり玩具みたいな感じですね。

劇中ではもう少し大きいと思いますが。

 

リュウケンドー本体と並べるとこんな感じ。

もちろん本編にこんな大きさでは登場しません。

 

このようにパーツを分割することができ、リュウケンドー本体に装着させます。

ただし真ん中の青いパーツのみ余剰になります。

 

脚部に装着させるパーツのみ、このように変形させる必要あり。

 

リュウケンドー本体の方も準備として、肩・腕・脛のアーマーと、胸部中央のクリアパーツを外します。

クリアパーツは外しにくいので、うっかり飛ばして失くさないように注意が必要。

 

ちなみに換装ギミックには関係しませんが、足の甲に付いているパーツも取り外すことができます。

付けた状態だとパーツが干渉して足首を内側にあまり曲げられないのですが、外すと実はこのようにかなり曲がります。

せっかく用意されている可動範囲がほとんど死んでしまっていてもったいないので、造形より可動を優先した小さめの装飾パーツなんかがあったらなお良かったですね。

 

モバイルモードのパーツを装着してゲキリュウケンも持たせ、玩具オリジナルの「アーマライズリュウケンドー」が完成。

重量感が増してわかりやすくパワーアップしたようなデザインで、けっこう好みです。

 

右腕側はこのようになってます。

 

 

アクションなど

「光と共に生まれし竜が」

 

「闇に蠢く魔を叩く!」

 

「リュウケンドー…」

 

「ライジン!」

 

可動に関してはフィギュアーツに比べると少々大味で繊細な表現はしづらい部分もありますが、基本的な箇所は動くのである程度の動きをつけるには充分。

造りが頑丈なので、破損を気にせずガシガシ遊びやすいという面ではフィギュアーツに勝っていると思います。

 

昔のアクションフィギュアに比べたら、これだけ動かせれば充分です。

本当に足首だけもうちょっと動いてくれればな、くらい。

 

バランスをとれば片足立ちキックも可能。

 

ここで旧タカラ時代に発売された「アクションヒーロープロ」版のリュウケンドー(左)と並べて。

アクションヒーロープロの素体はミクロマンのマテリアルフォース大きくして少し可動箇所を増やしたような感じで、当時としてはかなりよく動くフィギュアだったんですよね。

今回のトイライズ版は流石にいろいろと進化してますが、触った時の素材の質感は意外と似てます。

 

「撃龍武装!」

(↑原作に無いので適当に付けました)

 

「アーマライズリュウケンドー、ライジン!」

 

換装後は、腕につけたパーツが干渉しやすいため、可動範囲が素の状態より若干劣ります。

 

ちなみに各アーマーパーツは部分的に付け替えも可能。5mmジョイント万歳!

 

「撃龍・魔弾斬り!!」

(↑これも勝手に付けました)

 

「闇に抱かれて眠れ」

せっかくなのでアーマライズしたままでいつもの決め台詞をば。

 

最後は同時期に放送されていた特撮ヒーローたちと。

左は真骨彫製法の仮面ライダーカブト、右はフィギュアーツのウルトラマンメビウス

魔弾戦記リュウケンドー』はこれらの作品にもまったく引けを取らない傑作特撮ドラマなので、未見の方は機会があればぜひ観ていただきたいです。

 

 

総評

ずっと欲しいと願いつつも、「実際に出ることはまず無いだろうなあ」なんて半ば諦めていた1/12サイズアクションフィギュアのリュウケンドーがまさかの現実に!

足首の可動など少し気になる点はあるものの、発売してくれただけで大感謝!

トイライズで出すだけあって思っていた以上に”フィギュア”ではなく”玩具”寄りの手触りでしたが、頑丈な造りは安心感があり、オリジナルの換装ギミックも面白く満足感は充分。

同作の「リュウガンオー」も既に商品化が決定しているので、ぜひもう一人の戦士「リュウジンオー」までは出してくれることを期待してます。

 

タカラトミー(TAKARA TOMY) T-SPARK TOYRISE トイライズ AFR-01 リュウケンドー 可動フィギュア
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