【TF】「ナイトライダー エージェントナイト」レビュー




トランスフォーマートランスフォーマー玩具レビュー

トランスフォーマーと往年の名作テレビドラマ『ナイトライダー』とのコラボアイテム、「エージェントナイト」のレビューです。

 

本体・オプション

ビークルモード 前面

今回は先にビークルモードから紹介。

ビークルは『ナイトライダー』の代名詞とも言えるドリームカー「ナイト2000」。

全体的な形状は概ね作中イメージに近い雰囲気で造形されています。

…が、フロント下部にライト&サウンドギミック(詳しくは後述)のための電池を入れる箇所が設けられており、ここだけ実物とは大きく形状が異なっていて、率直に言うと本物よりだいぶカッコ悪くなってしまってます。

 

ビークルモード 背面

フロント、リア共にランプ部分はベッタリとした塗装になっていて、リアル感はイマイチ

 

リア部の中央にはナイト財団のエンブレムがプリントされています。

 

ビークルモード 側面

ホイールはしっかり塗装されており、元々そこまで色分けされていない車なこともあってサイドからの見た目は良好。

 

左右のリトラクタブルヘッドライトは展開できるギミックあり。

これは嬉しいですがやはりべったり塗装してあるだけなのが惜しいですね。できればクリアパーツで再現してほしかったところ。

 

こちらはギミックとして用意されているわけではないですが、変形の都合でドアが開閉できます。

内部は特に造形されてないので見た目はアレですが。

 

そして本アイテムの目玉として、赤丸部分のボタンを押すとライト&サウンドギミックが作動します。

なお動作させるには別途「LR44ボタン電池」を3個用意して、底面からセットしておく必要があります。

 

ボタンを押すとスキャナー部分が赤く発光し、劇中の効果音や言語版のK.I.T.Tの音声が流れます。

音声は6種類ほどあり、ボタンを押す度に違う音声が流れます。

また3秒ほど長押しすると音声は鳴らずライトだけがしばらく点灯します。

 

↑再生ボタンを押すと約14秒の動画が流れます(音量注意)

1種類だけライト&サウンドを動画で紹介。

ライトがちゃんと左右に揺れるのが最高!

これでこそナイト2000という感じですね。

これでK.I.T.Tの声が日本語吹き替えを担当した野島昭生氏だったら完璧だったのですが、今では色々と難しいんでしょうかね。

(かつてのように日本だけの独自仕様アイテムが多くリリースされていた時期にこの企画が実現していたら、日本語版もあり得たのでしょうか)

 

ロボットモード 前面

続いてロボットモード。

各部のパーツ配置はオーソドックスなカーロボットを踏襲したものになってます。

ビークルではもっさりしているように見えたフロント部分も、こちらでは厚みのある胸部になるので悪くありません。

ちなみに全高は頭頂部までで18cmほどあり、GENERATIONS系のスポーツカータイプと比べるとだいぶ大きめで、マスターピースに近いサイズになってます。

 

ロボットモード 背面

背面は見た目はスッキリしてますが、背中のルーフパーツが特に固定されないためちょっと触るとパカパカ動いてしまうのが困りどころ。

 

そこで少し変形をアレンジ。

なぜかルーフパーツは基部から回転できるので、上下逆さまにして左右のドアパーツで後ろから軽く押さえてあげると割と安定します。

ただしドアとルーフが触れる箇所がもしかすると傷ついてしまう可能性があるので、もし真似される場合は自己責任でお願いします。

 

頭部アップ

頭部はほんのりと主人公「マイケル・ナイト」の面影があるような無いような、とにかく精悍なお顔。

トランスフォーマーがロボット生命体であることを考えると、このエージェントナイトの人格は”ナイト2000に搭載された人工知能K.I.T.T”と見るのが自然に思えますが、キットのイメージにしては少し厳つい気もします。

 

腰の前面のパーツは開閉可。変形に使うでもなく可動にも影響しないのでなぜ動かせるようにしているのかは謎。

余談ですが胴体の腹部は横から見るとだいぶ薄いです。

 

オプションパーツ

オプションは大小2種類のブラスターリストウォッチが付属。

 

ブラスター2丁はビークルでは底面に取り付け可。

 

ロボットモードでは背中のドア部分に付けておくことができます。

この画像は説明書に準じた付け方なのですが、これだと向かって左のブラスターはドアからはみ出て不格好なので…

 

こうして逆さまにした方が収まりは良くなります。

 

リストウォッチは左手に取り付けます。右手には付けられません。

おそらく主人公マイケルが付けていた腕時計型通信機「コムリンク」をイメージしたものかと思われます。

また説明書に記載はありませんが、付けたままビークルモードへの変形も可能です。

 

 

アクションなど

(テーマBGMを脳内で流しながら)

KNIGHT RIDER

陰謀と破壊と犯罪の渦巻く現代に蘇る正義の騎士。

ドリームカー「ナイト2000」と共に法の目を逃れる犯罪者たちを追う、

若きヒーロー「マイケル・ナイト」。

人は彼を「ナイトライダー」と呼ぶ。

(ナレーション:小林清志)

 

ナイト2000アクションの花形、ターボブースト!

 

…からの、トランスフォーム!

 

 

ナイト2000の新たなる姿、エージェントナイト参上!

大まかな変形パターンは本当にオーソドックスなもので、車体後部を展開して脚部にし、車体下部から腕を出し、フロント/ルーフ/ドア部を胸部~背中へ配置しつつ頭部を出すといったシンプルなもの。

但し胴体を決まった位置に固定するのに少しコツが要り、先に腹部のパネルをしっかり固定してから両肩をグッと押さえるようにすると上手くいく感じです。

 

可動は近年のレガシー系とほぼ同等で基本的によく動きます。

ただ肩を左右方向に動かそうとすると、肩のボールジョイント部ではなく変形時に使う胴体側の方が動いてしまいがちなのが少々気になるところ。

 

片足立ちキックも可。

手首がボールジョイント接続で少し内側に曲げることができ、表情付けに役立ちます。

 

膝は90°ちょい曲がり、爪先も変形都合で後ろに逃がすことができるので立て膝もイイ感じにできます。

 

振り向きざま2丁撃ち!

 

パッケージイラスト風ポーズ。

 

最後は台紙を利用してオープニング映像っぽいイメージで。

久しぶりに作品を観返したい気持ちになりました。

 

 

総評

ナイトライダー』は昔よく観ていて大好きだったので、それとTFのコラボと来ては買わない選択肢なし!

…と、そんな思い入れがあるばかりにビークル時のフロントの形状がちょっと飲み込みきれなかったりするんですが、一方でスキャナーが光ってこそナイト2000!という部分もあるので電飾ギミックを入れてくれたことは嬉しかったり。

そんな感じで個人的には思い入れがプラスに作用した部分とマイナスに作用した部分があって少し複雑な評価になってしまうのですが、そもそも出してくれただけでもありがたいので買ったことに後悔はありません。

造りとしては一部大味な部分がありつつも堅実な出来で変形や可動面は遊びやすいので、いち変形ロボット玩具としては充分にオススメです。

 

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