海外版レガシーの『ア ヒーロー イズ ボーン 2パック』(「オライオンパックス」との2体セット)より、ボイジャークラス「アルファトライオン」(和名「アルファートリン」)のレビューです。
オライオンパックスのレビューはこちら↓
本体・オプション
物としてはスタジオシリーズ「SS-62 スカージ」のリデコアイテムになりますが、新造パーツが多いこととカラーリングによりしっかりアルファートリンに見えるデザインになってます。
手首が平手状に変更されていることでより雰囲気が出ており、何より翼部分のパーツをマントに見立てているのが見事。
所謂”ガワ変形”と呼ばれる類のもので背負い物の物量が多いですが、重心バランスが良くカカトもしっかりあるので後ろに倒れやすいということはありません。
これまでにもいくつかアルファートリンの変形トイが出てますが、顔の再現度の高さはピカイチ。
ちょっぴり塗装精度が微妙なものの造形は良くできてます。
初代アニメでのアルファートリンは変形能力を持たない設定ですが、元トイのスカージに倣ってホバークラフト型UFOに変形。
ガワ変形の恩恵により全体のまとまりが非常に良いです。
元トイと同じくビークルのまま顔を見せることも可能。
スカージにとっては劇中再現のギミックでしたが、そもそも変形しないアルファートリンには無意味…
だけど、そもそも意味なんていらんのです。だってギミックは無いよりあった方が楽しいから!
同セットのオライオンパックスと。
アニメ作中でも概ねこれくらいの体格差だった気がします。
手持ち武器としてレーザーブラスターが付属。
もちろんスカージと同型の物。
ビークルではこの位置に付けることができます。
その他の付属品として、セイバートロン星のメインコンピュータ「ベクターシグマ」の模型が付属。
パーツを分けるとこんな感じ。
台座のデザインも雰囲気があり、「ベクターシグマの鍵」もしっかり造形されてます。
アクションなど
(原作には無いけど)アルファートリン、トランスフォーム!
変形はビークル→ロボットは外装を展開して胴体を整えるだけなのでカンタン。
ロボット→ビークルは外装の位置合わせなど少し気を遣う部分はありますが、それでもさほど難しくありません。
あまり戦うイメージは無いですがせっかく銃があるので攻撃してみたり。
可動は平均的なレガシー準拠で手首の回転もあり。
首の可動はヒゲと襟が干渉するものの、普通のポージングをするのに問題ないくらいは横を向けます。
足首の内向き可動もありますが、変なクセがあって勝手に真っすぐの位置に戻ってしまうので、ここだけちょっと気になるポイントですね。
ぜんぜん本編には無い要素だけど格闘っぽいポーズをつけてみたり。
おじいちゃんフェイスのおかげか謎に醸し出される達人感。
これも勝手な遊びですがシルバーテメノスソードを構えて。
色の感じのおかげか妙に似合います。
昔はバリバリ戦っていた…という設定があっても違和感ないかも。
因縁深いベクターシグマ。
鍵はしっかりと手に持たせることができます。
こういった付属品は珍しいので面白いですね。
最後はコンボイ、ロディマスコンボイと並べて。
特に狙ったわけではないですが、かつて目をかけた若者たちが大きくなって身長も超えられた…みたいな感じになってなんか気に入りました。
総評
リデコアイテムながら非常に良い感じにアルファートリンとして整えられており、現時点での決定版と言っても良いのではないでしょうか。
原作では変形しないけど、せっかくのTF玩具なのだから変形機構があるのはもちろん大歓迎。
むしろそのおかげでマントの再現にも感動できたし、総じて良いアイテムだと思います。
ただ一点、惜しむらくはなぜか日本では発売されないという点。
遅くなってもいいのでいつかタカラトミーから正規で販売されてほしいですね。
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