
Hasbro社クラウドファンディング商品『トランスフォーマーレガシー ゴッドファイヤーコンボイ』を全3回に分けて紹介。
今回はラストとなる「ゴッドファイヤーコンボイ編」です。
※前編、中編はこちら↓
ゴッドファイヤーコンボイ

5つのパーツに分割したゴッドマグナスをファイヤーコンボイに取り付けることで、ゴッドファイヤーコンボイが完成!
各部のバランスが調整されたことで、オリジナル版に比べてかなり自然な体型になりました。
素体のファイヤーコンボイはもちろん、スーパーファイヤーコンボイ時と比べてもこちらの方がプロポーションが良いくらい。
全高は頭長部までが約30cm、翼の先端までだと約34.5cmほどあります。

オリジナル版からゴッドマグナスの腕の配置が変更され、背中がよりスッキリした見た目に。

頭部はシャープな造形で、彩色も非常に綺麗です。
目はオリジナル版ではクリアパーツでしたが、ファイヤーコンボイやゴッドマスナスに合わせてかこちらもメッキに。
ただ少し色が濃いせいか、アニメの印象とは若干違って見えます。

頭部を別の角度からも。
顔の造りは非常に精悍です。
ただ気のせいかもですが、左右のアンテナの角度が少し後ろ側に倒れすぎている?ような印象も。

ではもっと手前に起こせばいい…のですが、そのためにはアンテナパーツを少しだけ外側に引き出す必要があり、そうするとこのように顔の横に少し隙間ができてしまいます。
アンテナの角度はこのくらいが好みなのですが、隙間は気になるし、どっちを取るか悩ましいところです。
ひとまず今回のレビューではこの写真以外は通常の状態にしています。

頭の後ろの部分には、旧玩具版準拠の形に変形させたブルーボルトの接続が可能。

オリジナル版との比較。
これまたパッと見はよく似てますが、やはり腰の部分に注目すると今回のものがだいぶ自然かつ安定感のある見た目になりましたね。
ゴッドマグナスの大腿部の処理が変わったことで同じ箇所が似た見た目のパネルになっている点や、胸部の変形も少しアレンジされて胸板が少し薄くなっている点などもポイントです。
その他のオプション

ゴッドファイヤーコンボイ用の武器「スーパーゴッドソード」。
全長約58cmあり、かなりの大きさ&重さがあります。

柄の部分はこのように分割することができ、組み合わせによって長さが調整できます。
刀身部分のパーツもいくつかに分割することができますが、ギミック的な意味は無いので画像は割愛。

ゴッドファイヤーコンボイに持たせる際は、柄パーツに空いている穴と手のひらの赤いパーツのジョイント部分を接続します。
保持力はそれなりにあるのですが、ソード自体の重さに負けてあまりガッチリとは固定されない感じです。

続いて「スペースブリッジディスプレイスタンド」用のパーツ一式。
同じパーツが2つずつあります。

土台2枚を接続用パーツで繋げた状態。
ビークルモードのディスプレイに使えます。

土台に支柱を接続し、さらに右のものには先端にジョイントをつけた状態。
左のものにはファイヤーコンボイ/スーパーファイヤーコンボイ/ゴッドファイヤーコンボイ、
右のものにはゴッドマグナスの、それぞれロボットモードを接続することができます。
パッケージ
※6/8:パッケージは当初前編で紹介しましたが、都合によりこちらに移動しました。

ここで本商品のパッケージも紹介。
日本国内版には特別スリーブが付属!
イラストは『トランスフォーマー カーロボット』のアニメにメカデザインとして参加されていた大河広行氏によるものだそうで、懐かしさとカッコよさが同居する素晴らしいものになっています。

背面にはアニメのロゴやセット内容などが記載。

ロボッ左側面にはスーパーファイヤーコンボイ!

右側面にはゴッドマグナス!

天面にもロゴあり。

そして底面にはブルーボルトが描かれています。
スリーブを解体して広げれば繋がった絵(背面を除く)が見られるのですが、ちょっともったいなくてできません。

箱(前面)
スリーブの中の箱は海外との共通仕様になっており、キャラクター名も英語版になっています。
前面はOMEGA PRIME=ゴッドファイヤーコンボイ。

背面にはセット内容の各形態が。

左側面には通常のファイヤーコンボイ=OPTIMUS PRIME。

右側面はULTRA MAGNUS=ゴッドマグナス。

天面にはまた別イラストのOMEGA PRIME。

底面にはスーパーゴッドソードを持った写真や情報が記載されています。
アクションなど

ゴッドマグナス「行くぞファイヤーコンボイ!」

ファイヤーコンボイ「ああ、合体だ!」






超巨大合体!

ゴッド

ファイヤー…

コンボイ!!!
アニメや旧玩具で特に印象的だった、握手からの合体は今回も可能。
ゴッドマグナスの上半身の変形が少し複雑ではありますが、例によってオリジナル版より安定感が増しています。
脚部のパーツは固定するジョイント数が増えており、若干過剰なくらいにガチガチに固定されます。
ファイヤーコンボイの脚の側面のジョイント穴には少しキツめにテンションがかかってるような感じがして、ちょっと心配です。

気を取り直して可動面。
オリジナル版と同じく素体のファイヤーコンボイの可動が基本になっているため、大きさやゴツさの割にはかなりよく動きます。
肩周りだけ、胸部アーマーや肩アーマーが干渉する関係で少し窮屈です。

ブルーボルトを装備して。

余談ですが、実は足首の接地性に関しては旧玩具の方が上だったり。
改めてやはり当時の玩具としては破格の可動性能ですね。
とはいえ実際に遊ぶ分にはリメイク版の可動範囲でも充分ですし、全体的な安定感や遊びやすさは今回の物の方が大幅に勝ります。

最終回でのみ登場したスーパーゴッドソード!
手首の保持力が特別弱いということはないのですが、とにかく剣が重いので、しばらく持たせているとだんだん指が開いてきてしまいます。
個体差の可能性もありますが、なんにせよこんな感じで長時間持たせておくのはやめた方がよさそう。

デビルギガトロンを両断!

最後はお約束(?)のスーパーゴッドファイヤーコンボイ!
ゴッドファイヤーコンボイ時には余剰になってしまうスーパーファイヤーコンボイのパーツも全て付けた非公式の合体状態で、旧玩具の時からファンに楽しまれている遊びですね。
非公式なので当然ながら決まった取り付け位置やパターンは無く、ユーザーによって意外とバラつきがあるのも面白いところです。
自分はひとまずこんな感じにしましたが、また色んなパターンを考えてみたいですね。
総評
まずゴッドファイヤーコンボイ形態の感想から言いますと、ただただ素晴らしいの一言!
発売前の情報からなんとなくは想像してましたが、実際に触ってみるとやはりこの形態が一番まとまりが良くなるように設計されているように感じられました。
旧玩具版のゴッドファイヤーコンボイは一部不安な箇所もあったため、基本的にスーパーファイヤーコンボイとゴッドマグナスに分けて飾ってあったのですが、今回の物は合体状態で飾っておきたいなと心から思いました。
続いて商品全体の総括。
基本的には全体的にハイクオリティで遊びやすさが向上しており、良い商品ではあります。
が、やはり不具合箇所の内容がちょっと許容できるレベルのものではなかった点だけ本当に本当に惜しまれますね。
個人的には自分でどうにかできたこともあって実はさほど気にしてないんですが、それはそれとしてクラウドファンディングの高額商品でまともに遊べない箇所ががあるというのは大きな問題なので、今後は無きようにしていただきたいなとは思います。
色々言いましたが、ファイヤーコンボイは全トランスフォーマーの中でも特に好きなキャラクター、好きな玩具なので、現代の技術で遊びやすくリメイクされたことはとても嬉しかったですね。
オリジナル版と同様にガシガシ遊んでいきたいと思います!
※レビュー前編、中編はこちら↓
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