ビックリマン『悪魔VS天使シール』シリーズ最新作である第35弾について、
主だったシールをピックアップしつつやんわりと語ってみたいと思います。
※35弾以外のシール画像には注釈を付けます。
ストーリー関連シール
まずは今回初登場の女性ヘッド「聖鳳ベンヌダルク」から。
正統派の天使ヘッドといった感じのなかなか良い”聖感(ひじりかん)”のあるデザイン。
衣装や翼など聖フェニックスと似た部分があり、そのフェニックスをかつてヘッドロココに進化させた
”聖神パシー”によって誕生したとのことで、今後の活躍が気になります。
いつか(以前『裏ビックリマン』で描かれた「ヘッドロコ子」みたいな)女性版ヘッドロココになったりして…?
34弾から続いて登場のデビルーツは、前回の偽神デビルのような姿から肌の色や杖などが
本来のスーパーデビルに近いものに。衣装はぜんぜん違うものになりましたが。
ただ頭上のヘキサゴンがまだハーフのままなのでさらなる進化がありそう。
それにしても、スーパーデビルと並べるとなんというかちょっとやんちゃな息子みたいに見えますな。
34弾登場のお守り「サンシーロー」が早くもヘッドに昇格!
お守りヘッドの証であるトリオーバル(頭上の輪っか)を持つヘッドの登場はかなり久しぶり。
また手に持つ杖には愛然かぐやの大聖核棒(だいせいかくスティック)と似たリボンも巻かれており、
旧次元のお守りヘッドたちとの関係も気になるところ。
33弾に登場した若神子のルーツを持つ童素神たちも順当にパワーアップ。
見た目の年齢もかつての若神子から神帝へとパワーアップした時の感じに似てますね。
よく見ると鎧(?)のデザインもある程度共通した意匠になってるかな?
とにかくどれもカッコよく、当たりシール感があってとてもGOOD。
一方、パンゲ編時代に悪魔になったフッドとピーターは、まさにその名残りで今回は悪魔シールに。
まあ34弾の時点ですでに天使シールなのに悪そうな雰囲気にはなってましたが…。
ともあれデザインは好みだし、同じすくみの牛若、一本釣と並べると対決構図になるのも見どころです。
そして34弾で亀の姿になっていたアリババはさらに不穏な雰囲気に。
今回登場の2枚のシールにはどちらも腹部に異聖メディアの顔が浮かんでおり、彼女が何かしたのか、
それともこれまでの遍歴による何らかの因子が作用したのか非常に気になります。
お守りシールの「羅獣アリババ」はかつてメディアが異星メディサを誕生させた異聖矢のようなものが
頭にぶっ刺さってるし、悪魔シールの「邪夢獣アリババ」は亀神アリババからゴーストアリババに
近づいた(戻った?)ような見た目に。
アリババはその経歴から、他の若神子のルーツ持ちのような因子を持った別人ではなく
最初の騎神アリババその人のままと目されてるわけですがいくらなんでも波瀾万丈すぎる気が。
いつか全ての因縁から解放される日が来るんでしょうか…。
ストーリー外のシール
今回の第35弾は昨年から続く悪魔VS天使シリーズ35周年の集大成なのだそうで、それを記念した
本編ストーリーとは別枠の特別なシールが5種封入されてます。(ちなみに全シールあわせて35種になってます)
その中からまずはスーパーSゼウスとスーパーDデビルをば。
それぞれ以前『天使だらけのビックリマン』と『悪魔だらけのビックリマン』にて描かれたキャラで、
今回は同じデザインのまま対決構図での新規描き下ろしになってます。
元の絵も良かったですが今回のも迫力があってイイ!
こちらはストレートに35周年をお祝いするシール。
人気どころの女性キャラが晴れ着姿で登場。
十字架天使は本編の方では「黒十字架魔妃」としてほとんど別人のような姿で登場してますが、
やはりこの姿(顔)でこそ十字架天使!って感じですね~。
あとがき
設定やストーリーの深い考察などはさておき、今回は単純に見た目のカッコいいシールが多くて
集めてて楽しかったのですが、同時に
「昔みたいにヘッドだけでもプリズムシールだったらもっと楽しかったな~」
なんて思ってしまいました。
まあ色々あってそうもいかないらしいというのは理解してるんですけどね。
ともあれ今回も先が気になる内容になっていたので、続きがとても楽しみです。
今後どこまでシリーズが続くかはわかりませんが、きちんと物語が着地してくれることを期待します。
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